「愛猫が虹の橋を渡ってしまった…。」
「でも、虹の橋の向こう側ってどんな世界なのだろう？」
「愛猫は楽しくやっているのかな？」
今回は、虹の橋の向こうの世界を舞台とした漫画をご紹介します。
- ペットロスに落ち込んでいる人
- 虹の橋の向こうの愛猫が心配な人
- 猫とファンタジー世界が好きな人
ある日事故に遭ってしまった猫のモーリス。
目が覚めるとそこは人魚や妖精も住まう夢のお伽の国 < 夢見森 > だった。
10 年ぶりにヤングジャンプの青年漫画大賞受賞が出たと当時話題にもなった作者のデビュー作、『海猫』も収録！
虹の橋の向こうは美しいお伽の世界
事故に遭った飼い猫のモーリスは虹の橋を渡ります。
目が覚めるとそこは夢の国 < 夢見森 >。
そこは天国でも地獄でもない現世という世界が見ている夢のお伽世界。
心ある動物たちの魂が集う場所。
直ぐには死を受け入れられずにいたモーリスはある話を耳にして希望を持ちます。
それは、飼い主のサマンサに現世で再び会えること。
いつか来る遠くないその日まで、彼は < 夢見森 > で個性あふれる他の住猫たちと楽しい日々を過ごします。
緻密で美麗な絵で描かれる美しい絵と個性豊かな住猫たちも見所です。
夢に届く愛猫からのメッセージ
夢見森の世界にある虹蝶切手は、愛猫たちが現世の私たちにメッセージを送るときに使います。
モーリスは大好きなサマンサへ手紙を書きます。
夢見森のこと、素敵な住猫たちのこと彼は想いを綴っていきます。
そしてその手紙に虹蝶切手を貼るとサマンサの夢の中へ届くのです。
彼からのメッセージを受け取ったサマンサは泣くのを止めて笑顔になります。
その笑顔を虹蝶は運んでくれてモーリスも笑顔を見せます。
虹蝶切手のメッセージは私も嬉しかったです。
みんなを幸せにする者
星送りの日。
それは、清い魂の猫が自信の望むもの転生することができる日。
その星送りの前日にモーリスが出会ったのは左ブチ君という野良猫の魂でした。
自身よりもみんなの幸せを願うとても清い魂の左ブチ君は考え続けます。
世の中で最もみんなを幸せにしてあげられる生き物って何だろう？
やがて彼はある精霊からその答えを教えられました。
そして右ブチ君は最もみんなを幸せにできる者に転生しました。
右ブチ君は何に転生したのかは是非、本書でお読みください！
まとめ
『夢見森のモーリス』は虹の橋の向こうの世界を描いた漫画です。
緻密な線で描かれた美麗ファンタジーの世界はこちらまで夢を見せてくれるようです。
大好きな飼い主のことを想いながら、彼らは毎日楽しい冒険を繰り広げています。
いつか再び出会うことを楽しみに。
この記事では 2 話のみのご紹介ですが、本書は 4 話構成となっています。
竜退治の冒険に出るモーリスや、幽霊事件。
残りの 2 話もとっても素敵で優しいお話です。
< 夢見森 > での彼らの楽しそうな姿はペットロスの心も癒やしてくれるのではないでしょうか？
また、同時収録されている『海猫』は作者のデビュー作であり、ヤングジャンプの青年漫画大賞受賞作品です。
10 年ぶりの大賞受賞者で当時話題になったそうです。
こちらも猫を中心としたお話ですが、とても深く切ないストーリーとなっています。
読後はとても漫画とは思えない余韻に浸りました。
猫好きには本当にたまらない1冊です。
気になった方は、続編『夢見森 猫地区のご神木』もチェックしてみてくださいね。
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